2011年3月6日日曜日

浄真寺(九品仏)に行ってきましたPART4(最終回)

本尊の釈迦如来様を拝み終え、本堂を背にするとその正面には、3つのお堂が見える。


  写真ではわかりづらいが3つのお堂が本堂正面に位置する

その3つのお堂にはそれぞれ3体の阿弥陀如来坐像が安置されているとのことは事前に知っていた。

3つのお堂に3体筒というわけで計9体となるわけであるが、それにはちゃんとした意味がある。

ウィキペディアによれば、「九品」とは物質や人の性質を3×3で分類したもので、まずは大きく「上品(じょうぼん)」「中品(ちゅうぼん)」「下品(げぼん)」と分け、さらにそれぞれに「上中下」と分けるとのこと。

つまり「上上品、上中本、(中略)、下中本、下下品」の計9分類となって、さらに仏教では「上上品」と「上品上生(じょうぼんじょうしょう)、(・・・中略・・・)、下品下生(げぼんげしょう)」となるらしい。

ちゃんと一つひとつに意味があるのだが、その意味はウィキペディアご参照。


  言うまでもないが右から読んで「じょうぼんじょうしょう」


 
   真中が「上生」で、右に「中」、左に「下」と配置される

お堂の中をそっと覗いてみる。

わぉ、これまたおっきい仏様だ。頭の位置までは3メートル弱ぐらいあるらしい。

しかも螺髪(らほつ)と呼ばれるパンチパーマみたいな髪が鮮やかなブルーに染められている。

一体一体の違いをじっくりとみてみると、手の位置が全部違う。

鎌倉の大仏様のように両手をおへそあたりで組む仏様もいれば、奈良の大仏様のような仏様もいる。

福山雅治のドラマではないが「実に面白い」。

3つのお堂を行ったり来たりして、なんども9体の阿弥陀如来坐像を見比べてしまった。

かくして九品仏浄真寺を一周し、ますますお寺や仏像の魅せられたのであった。

次はどこを観にいこうかなぁ。


(九品仏浄真寺・完)


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