前回のブログに続き、川崎大師ことを書こうと思う。
すぐに本題を書きたいのだが、ちょっとだけ余談から入りたい。
「おやじ、涅槃(ねはん)で待つ」と言って、自らこの世を去った俳優の沖雅也さん。もう28年も前の話だ。
この時まだ中学生の筆者は初めて「涅槃」という言葉を知った。言葉を知っただけであって、意味を知るのはずっと後になってからだ。
そして、最近、仏像の本を読んでいるときに「涅槃」という文字に再会した。
「ん? ねはんぶつ?」
興味をそそられ、さらに書を進めると、横たわった仏像の写真が出てきた。
以前、テレビでタイにでっかい横たわった仏像が紹介されていたことがあって、そういう像があるのは知っていた。
その写真は、そのテレビで見たのと姿かたちは一緒だった。
さらに読み進め、お釈迦様が入滅する時の様子を「涅槃図」や「涅槃仏」で表現することを知った。
ふーん・・・面白いなぁって感じで、この世界はホント奥が深く興味が尽きない・・・。
さて、長くなったが、本題に入る。
川崎大師には、結婚式なども行われたりする「信徒会館」という建物がある。
そこの1階には、立派なステンドグラスの絵図がある、が、正直なところどんな絵が描かれているかなんて全く知らなかった。
しかもステンドグラスというと、どこか西洋を創造させ、仏教というよりはキリスト教的なイメージを筆者は勝手に持っていて、そのアンマッチ感がどこか気に入らなかった。
ところが、昨今、仏教・仏像に興味を持ち始めてから、その考えを改めて、ちゃんとそのステンドグラスの絵図を見ようと思った。
そしたら、その「涅槃図」が描かれていたのである。
▲川崎大師、信徒会館1階の「涅槃図」。この左側には「成道図」がある。
この「涅槃図」を観ながら、「やっぱり、仏教だ…」と感動したのである。
筆者にとっては身近な川崎大師だが、今まで知らなかったこと、気づかなかったことだらけだ。
実は、まだまだ調べてみたい像や建物が川崎大師にはある。
これから徐々に勉強して、このブログでも紹介していきたい。
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