昨日(3/26)、久しぶりにカメラをぶら下げて、散歩に出た。
お寺や仏像に興味を持ち始めてからは、地元の川崎大師(平間寺)には、顔を出していない。
幼少の頃から数えきれないほど訪れている川崎大師だが、あまりに近すぎて「いつでも行けるわ」感覚になっていたのは事実だ。
昨秋以来、いろいろなお寺を拝観し、仏像に関してもちょっとは知識も蓄積されてきたが、筆者の知識にまた一つ意外な事実が加わった。
意外な事実と書いたが、単なる勉強不足であるかもしれないので、知ってる人はスルー願います。
大きなお寺には、山門とか南門とか南大門とか、呼ばれ方はいろいろあるが、正門がある。
その正門には、たいがい阿吽の仁王像がお寺を守っているのが普通だ。
今までこのブログでも書いてきた、九品仏浄真寺、称名寺、弘明寺などもいずれも仁王像がそびえたつ。奈良・東大寺の仁王像は有名だ。
「そういえば、川崎大師の仁王像ってちゃんと見たことないなぁ」
立派な門があり、そこに像が立っているのは知っていたが、仁王像はちゃんと見たことがなかった。
▲川崎大師の大山門。昭和52年に建立された
ニコニコしながら門の所まで行く。
どれどれ・・・と覗き見ると、なんか様子が変だ。筆者が知っている仁王像ではない。
「もしや」と思い、顔から胴、足元へと目線を落とす。
やっぱり・・・
足元には「邪鬼」が踏まれている。
そして、その横には「増長天」と表示されていた。
すこぶる感動した。
なんと、川崎大師の大山門には、四天王像が安置されているのだ。
もちろん4体ある。
「持国天」「増長天」「広目天」「多聞天」。京都・東寺の四天王像を模しているそうだ。
実は、筆者は4月15日に京都に行く予定であったが、残念ながら昨今の情勢で中止した。
京都で一番訪れたかったのが東寺であったが、この世界はいろいろなところで繋がっていることを実感した。
近い将来、東寺の四天王像を観る時、川崎大師の四天王像を思い出すこと間違いなしであろう。
川崎大師・平間寺に関しては、このブログではちょいちょい書いていきたいと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿